屋敷山公園は、屋敷山古墳を中心に都市計画事業としてつくられた総面積約58,000平方メートル総合史跡公園。
園内には葛城市中央公民館、市民体育館、新庄文化会館（マルベリーホール）が建っている。
公園内には上記の建物以外には野球等のためのグランド、テニスコート２面、噴水、児童公園、そして屋敷山古墳がある。
また真ん中にそこそこ大きい池があるので、人が散策等出来る面積はそれほど広くはない。
屋敷山公園
所在地 奈良県葛城市南藤井17
駐車場 周辺に３か所あるが大きいのは山麓線を挟んでやや北寄り駐車場。
駐車場南端から公園に行けるトンネルがある。
いずれも無料。
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トンネルを出て少し進んだところ右手に、「新庄城址」の石碑。
新庄城となっているが、戦国時代（だったかな？）にこの付近を領地としていた布施氏の館跡。
お城は後ろの葛城山の中腹にあった。
のち桑山一晴が新庄に移封し、新庄藩２万石が立藩。
布施氏の屋敷跡に陣屋を建てる。
城跡となっているが、いわゆるお城はここに存在したことはない。
後ろのこんもりしたところは、屋敷山古墳。
屋敷山の名称は、おそらくここに陣屋があったこと、でそう呼ばれるようになったと考えられている。
屋敷山古墳は、葛城市内に数多くある古墳の中で最大。
国の史跡になっている。
埋葬者については判っていないが、おそらくこの付近で大きな勢力を有していた古代豪族「葛城氏」にかかわる人物だと思われる。
葛城氏については古事記で天皇と対等な存在のように記されているらしいが、ある時を境に日本の歴史から忽然と姿を消している。
古墳の規模から考えると、葛城氏の関係者の墓と考えるのは妥当だと思う。
古墳の後円部分。
戦国時代に布施氏がこの地に屋敷を構えた時、ここに物見やぐらを建てたため古墳の上部は削られ元の形は残っていない。
この古墳の上にはいろいろ花が咲いていた。
花の下は前方部への道。
道と行っても薄っすらとした踏み後だけ。
あまり人は行っていないよう。
突き当りにベンチなどがあったが、崩れ落ちかけていた。
前方部から見下ろした街並み。
道路の手前黒い部分は写真ではわかりにくいが堀。
横向きに写すと、高さや傾斜がよく分かる。
結構な高さがある。
古墳の前の噴水。
噴水の水煙で、きれいな虹が出来ていた。
こちらは児童公園。
広くはない。
遊具は滑り台やブランコなどで数は少ない。
手前はオコジョかな？
そしてタヌキとカバ。
単なる飾りなんでしょうかね。
こちらはテントウムシ。
向かって右に、上に登る梯子が付いている。
皆が上るので、てっぺんが剥げていてちょっとかわいそう。
他にリスさんと亀さん。
写真を見てると広そうに感じるが、感じるだけ。
あまり広くはない。
池の横の桜の木、訪問時にはもうほとんど散ってはいたが、まだ少し花が残っていた。
池にはコイさんが沢山。
横には鯉のエサの自動販売機。
此処の鯉。
普段いじめられているんかなぁ。
餌をぽいと投げてやると、びっくりして蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。
まあしばらくすると寄って来て食べてはいたが。
でもなんか、おっかなびっくりな様子。
普通はがばっと寄ってきてエサの取り合いなんだけど。
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