室生寺とは川を挟んで向かいにある公園。
小さな谷沿いにある。
地滑り対策事業を行った場所を、過疎村対策事業の一環として整備したもの。
地元出身の井上武吉氏の「森の回廊計画」構想を基に、彫刻家Dani Karavan氏によってつくられたモニュメント群。
山上公園となってはいるが、確かに山の上の方にはあるが谷間にある緑地。
公園となっているが、モダン彫刻を野外に展示している広場という方が正確かも。
進入ルートはいくつかあるが、多分どれも広くはないと思う。
少なくとも大型バスが入れる道はない。
一番近いのは室生寺の手前、道の片側が駐車スペースになっているところからUターン気味に急坂を上っていくルート。
但し300m位だけだが、村中の曲がりくねった細い道を通る必要がある。
ガードレールがなく片側が落ち込んでいるところもあり、バックする必要が出た時は気を使いそう。
「古民家カフェ冨」のあたりでもう一度右にUターン気味に曲がる必要があるので見逃さないように。
ゲートは南と北にあるが、平日は北しか開いていないようだ。
駐車スペースは北・南とも30台と言ったところ。
南の方が気持ち多く停めれそう。
広くはない。
入り口がある「施設棟」
入園料は大人410円。
休憩用のいすやテーブルが置いてある。
また園内で撮った多くの写真の展示やビデオの放映などもされている。
ここからは簡単に各展示物の紹介。
「波型の土盛」の道と並木。
道は上下にうねっているし道幅は先に行くほど狭くなっているのだが、振り返ってみれば遠近法の関係で平行のように見えるというもの。
並木の木は「レッドロビン」。
行った時は、天辺だけが赤かったが一旦刈り込んでしばらくすると全体が赤に。
施設棟内にその時の写真があったがすごく綺麗だった。
次はいつ刈るんだろうか。
緑の芝生の中にポツンとあるこのオブジェクト。
素材は鉄。
雨ざらしなのに赤く錆びているわけではなく、いい色合い。
なんか表面処理をしているのだろうか?
覗いてみると、急な階段に続いて通路らしいものが見える。
実はそこから少し離れたところに竹が密集して植えられている所があり、地下通路はそこまで繋がっている。
出口の(別にどっちが入り口でどっちが出口と決まってはいないが)「螺旋の階段」
その名の通り、出口は螺旋状。
最初は急で階段。
少し上るとスロープに。
傾斜はだんだん緩やかに。
最後の方は傾斜はほとんど無くなりただぐるりと道が回っているだけ。
いい加減に出してくれと思ってしまった。
こちらは日時計。
日時計によれば、まだ正午までには少し時間がありそう。
日時計があるのはこの曲がりくねった「螺旋の水路」の真ん中あたり。
水は手前の方から流れていて、最後はグルグル回って真ん中からどっかに流れて行く。
「天文の塔」
基本モニュメントはいずれも鉄製。
天辺までストレートに階段が。
でもこの1段がメチャ高い。
昇る時もヨイコラショと昇ったが、降りる時はもっと大変。
若いカップルも登っていたが、降りる時は膝に来ると言いながら降りていた。
横から見るとかなりイメージが違う。
鉄製の大きな円盤を中心をずらして積み上げたような形。
手前の橋は「太陽の道」と名付けられていた。
階段を下から見上げてみた。
ゴーストだらけ。
レンズに埃でも付いていたんかな?
同じく、上から見下ろした螺旋の水路。
真ん中にある棒が日時計。
ホント、公園と言っても芝生とモニュメントがあるだけ。
あ~、あと遊歩道脇に丸太を輪切りにした椅子が所々に置かれていたなぁ。
ホントそれぐらい。
天文の塔から見た上流側。
段々になっているところは棚田。
公園が出来てしばらくはちゃんと稲が植えられていたのだが、鹿やイノシシの食害が激しくすぐに断念したそうだ。
今はだんだんの水たまり(池?)。
下から見ると光の関係で水が見えないが、反対から見るとちゃんと水はある。
次に紹介するのは、一番奥にある池の中の「第2の島」。
実は池の中には3つの島があり、それぞれ第1の島(鳥の島)、第2の島(ピラミッドの島)、そして第3の島(ステージの島)と名付けられている。
ピラミッドのスリットから見えているのが(ステージの島)
その名の通り島全体がステージになっており、イベントが行われることもあるらしい。
ステージの島を取り囲むように三方に観覧席が。
池の周りなどには遊歩道もありのんびりするにはいいと思う。
訪問したのは平日だったので、他には四組か五組位しか見かけなかった。
若いカップルが大半。
皆色々写真を撮って楽しんでいるようだった。
所在地 奈良縣宇陀市室生一八一番地
TEL 0745-93-4730
休園日 毎週火曜日(祝日の時は翌日)
12月29日~2月末日
室生寺前下車徒歩1㎞
駐車場 計60台ぐらいかと
無料
入園料 記事に記載
その他 10月中頃に、金・土・日の3日間だけライトアップをするらしい。
施設棟内にはその時の写真がいっぱいあった。
今年もやると思うとのことだった。
関心のある方は、その頃になったら問い合わせてみては?
写真を見ただけだが、カラフルで綺麗だった。
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