明治元年、いや違う多分慶応3年か4年の正月だ。
1868年と書けばいいか。
(多分だ、他人に言って恥をかいても俺は知らん。この頃結構記憶があいまいだ。)
江戸幕府は今の北野あたりのかなり広い範囲を、雑居地に指定した。
雑居地とは日本人も外国人も住めるところらしい。
これが、ここに異人館が多くたっている理由の一つだ。
神戸市には他にも塩屋あたりにも異人館が多数あるが(多分北野よりも多く残ってる)、こちらは建築が比較的新しく、また、多くが現在も住居として使用されて観光地化されていないので、通常神戸の異人館と言えば、北野の異人館をさす。
北野の異人館街でも、なかには普通に住居として使われていたりして、公開していないのもある。
そのため、現在公開されているのは20ぐらいにとどまる。
で、有名どころと言えば風見鶏の館と、うろこの館だろう。
この二つは見逃せない。
風見鶏の館は昔TVドラマの舞台になり一躍有名になった。
もっとも有名なのはウロコの館である。
何故うろこの館と言われるかと言うと、写真を見て判るように外壁材として薄い石板が一面に貼られているのが、魚のうろこのように見えるからである。
でも最近、ウロコの館の写真を撮っていない。
何度も行っているから写真位あるだろうとアルバムをあさったら出てきたのは、この1枚だけだった。
こっこれは古い。
撮ったのは阪神大震災より以前だ。下手すると30年ぐらい前の写真だ。
大震災でうろこがはげ落ち、修理する以前の物だ。
向かって左側は蔦で覆われているが、今は右側と同じ綺麗な壁面となっている。
公開されているどの異人館も、その当時の調度品などが室内に置かれており、いい雰囲気を醸し出している。
まあ、中にはこれは時代が違うだろうというものも置かれていたりはするが。
異人館は一か所に固まって建っているわけではない。
ビルや、普通の民家の中にかなり広い範囲で点在している。
坂も多いので、歩きやすい靴で出かけた方がいいだろう。
新幹線の新神戸駅からだとすぐ近くだが、在来線の三宮の駅からだと少し遠い。
でも歩けない距離ではない。
車の場合、異人館街の北東の端、神戸布引ハーブ園へのロープウエイ乗り場横にあった大きな駐車場が廃止されてしまったので、今はまとまった駐車場は無い。
コインパーキングやビルの地下駐車場等を利用することになるが、土日は空きを見つけるのが困難である。
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