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飛鳥の石造物探索(亀形石・酒船石)

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大和朝廷の原点飛鳥。

その飛鳥には多くの石造物が残っている。

亀石、猿石、二面石、鬼の俎板に鬼の雪隠などなど、数え上げたらきりがない。

 

今回は、時々訪問している「万葉文化館」の直ぐ傍にある亀形石造物酒船石、それにその他幾つかの石造物の紹介。

 

実は石造物は飛鳥地区内に点在しており、撮って回るのは大変。

というわけで、今回は博物館などに置かれているレプリカの写真も含まれているので了解願いたい。

 

まずは亀形石

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この角度だとどこが亀だか分かりにくい。

 

うーん、アップで撮ってもちょっと分かり難い。

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木の樋は、以前来た時には無かったと思う。

多分当時はこのような木の時が有ったはずということで置かれたんだろう。

で用途については、単なる庭の飾りなのかどうかよくわかっていないようだ。

 

この角度だと右側の石が亀の胴体だというのがよく分かる。

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多分左の石の上にはもう一つ乗っていたんだが無くなっているんだろう。

それに亀の頭の部分もなくなっている。

 

まあ、飛鳥の石造物にはこのようなケースは大変多い。

変わった石や、大きな石造物は割って庭石用に持ち去られていることが多い。

ある重要文化財クラスの石の一つも、京都だったかの家の庭石になっているはずだ。

 

中には鬼の雪隠のように、割って利用しようとしたが割り切れなかったのか気が変わったのか、ほぞ穴をあけただけで放置されているものもある。

そこにはもう一つ小ぶりのものがあったそうだが、明治時代に割って庭の敷石に使われたそうなので、同じ時に開けられた穴なのかもしれない。

 

こちらは少し斜面を登ったところにある酒船石。

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少し大きく、石というよりは小さな岩。

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以前はお酒を造るためのものと考えられていて、酒船石と呼ばれている。

以前と言ってもそう昔のことではない。

二十歳ぐらいの時によくここを訪れていたのだが、その頃はまだそう書かれた説明版があった。

しかし現在では上の説明板にもあるように庭の遊水施設ではないかという説が有力になりつつある。

 

この石も近世に右側が割られており、元の大きさがどれ位だったかは判っていない。

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ちょっと分かり難いが、右側に石を割る時にくさびを打ち込むために開けられたほぞ穴の跡が並んでいる。

 

これは石造物ではないが、歩いて5分ぐらいの所に有る飛鳥宮跡。
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昔の建物の跡が分かるように石が敷かれている。

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ここから北西約100mの所には、庭園遺構が平成10年(1999)の発掘調査で発見されていおり、外国使節などを歓迎する饗宴の場として利用されたといわれている。

 

飛鳥宮跡から見た万葉博物館方面。

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①の林の裏に万葉文化館がある。

②が亀形石

②の左側に見えている道は万葉文化館駐車場への裏側からの進入路。

③が酒船石

いずれも歩いて数分。

 

あとは適当にピックアップしたもの。

 

亀形石から歩いて5分ぐらいの所で発見された須弥山石

中がくり抜かれて水路になっており、水が噴き出すようになっている。

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見つかったのは3個であるが、中の水路の位置がつながっていないことから、元は4段か5段だったと推定される。

 

こちらが4段で復元されたレプリカ。

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結構高い。

正確には分からないがかなり見上げることになるので3m位か?

日本書紀に、斉明天皇が外国からの使者ために須弥山石のもとで饗宴を開いたことが記されている。

飛鳥で使用目的が文献に残っている唯一の石造物。

 

亀石

大きくて、石というよりは岩。

岩の下部に亀の顔が彫られている。

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こちらは名前が分かりません。

そのうち分かったら補記します。

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これらは飛鳥にある石造物の中のほんの一部。

飛鳥に行った時に少しずつ取り集めてまたそのうちにアップします。

 

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