デーラーは、修理に時間がかかるので代車を用意するが、今全部出払っており少し待って欲しいと言っていた。
やっと用意出来たということで取りに行った。
軽自動車。
天井が高い。
他の軽に比べてもはるかに高い。
車高が僕の背よりはるかに高い。
そして荷室がやけに広い。
いわゆる商業車ですね。（今時こんな言い方はないかな？）
姿勢はまっすぐでハンドルは少し寝ている。
ナビはついていない。
バックモニターもない。
渋い顔をしていたら、ターボが付いていますからスピードは出ますよと言われた。
いやもう年でそんなにスピードを出さないから、ターボよりもカーナビとかバックカメラが欲しい。
「この車保険に入ってる？」って聞いたら、いやぶつけたら自分の保険で修理してくださいだって。
自分の保険、他人の車を運転していて事故った時、対手の車の修理代と借りていた車の両方の修理代が出るんだろうか？
あまり考えていなかった。
あとで確認してみよう。
車が必要なこともあるので、とにかく借りて帰ることに。
座席に座る。
着座姿勢が全然違う。
メチャ違和感。
サイドブレーキが足踏みなのはいいとして、ペダルの位置がものすごく左に寄っている。
いつもブレーキペダルがある位置がアクセル。
普通に運転している分には問題ないけど、パニックブレーキの時もちゃんと反応出来るかちょっと心配。
まあ通常、ブレーキ踏む時以外はアクセルペダルに足をのせているので大丈夫ですけどね。
車を出ししな、係の人が一言「軽は小回りが効くので、曲がる時小回りになりすぎないように気をつけてくださいね」
その言葉を聞いた途端トラウマが。
しばらく忘れていたのに。
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そう僕が軽を運転したのは、今まで全部合わせても１時間有るか無いか。
職場には軽しか無かったんだけどね。
もう４０年近く前、ようやく小さな出先の事務所にも自動車が。
もちろん軽。
でもみんな欲しい欲しいと言っていたから大喜び。
代わりばんこで構内を運転。
で僕の番、横にブロックで作った花壇があるのは知っていた。
で花壇を通り過ぎた所で左折しようとした瞬間、「ガリィ！」
そして前にも後ろにも動かなくなった。
降りて確認してみたら、ブロックの角が左ドアに食い込んで、ドアが破れている。
いつも全然曲がらん車に乗ってたもんだからこんなに小回りするとは思わなんだ。
というわけで納車日に即修理工場へ。
10日ほどで修理から戻ってきた。
その２～３日後また僕がぶつけた。
今度は後ろのバンバーとガソリンタンク。
運転していたのは僕だけど、あれは先輩が悪い。
先輩の誘導でバックしていたらガシャン。
まあ安全確認が足らんと言われればそうだけど。
また１０日ほど修理工場行き。
修理が終わってから何日かして、自動車のキーを取りに総務へ行ったら僕の隣の席の女の子を呼んで「あんたが運転しなさい」と言ってカギをその子に渡した。
そう以後、僕は運転禁止。
ぺいぺいの平だけどお抱え運転手付きに。
仕方がないのでたまには昼ご飯をおごっていた。
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それ以後軽はほとんど運転していない。
昔のトラウマで軽は苦手意識が強い。
乗ったのは１回だけかな？
やはり代車が軽。
でも今度のとは違って普通に乗りやすかったように思う。
その軽もデーラーから乗って帰って、翌日デーラーまで乗っていっただけ。
ほとんどが交通量が大変少ない道。
そのうえトータル５㎞も走っていない。
そんな僕だから係り員の「曲がるとき気を付けて」の言葉で一気にトラウマが。
もうおっかなびっくり家まで乗って帰ってきた。
