飛鳥大仏とは、明日香村にある日本最古のお寺「飛鳥寺」(安居院)の本尊である釈迦如来像のこと。
また「飛鳥寺」は、588年に聖徳太子とともに仏教を崇拝していた有力貴族である曽我氏の氏寺として596年に創建された日本初の本格寺院。
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現在の正門、東門。
門の前は駐車場となっている。
今回、車は他の所に停めたので有料かどうかは分からない。
観光バスも停まっていたのでそこそこ広い。
(ちょっと調べてみたら500円のようだ。)
なぜか本堂を撮り忘れていたので、この写真で我慢してほしい。
梅の後ろの建物が本堂。
本尊飛鳥大仏(釈迦如来坐像)。
高さは約3m。
当初、銅15t、黄金30㎏を使って造られた。
2度の大火でほとんどが焼け落ちてしまっており、建造当時のまま残っているのは顔の一部、右手の指、それに左耳だけとなっている。
元は黄金でメッキされていたので、下地の銅は磨かれていたはずなので黒っぽくてつるっとした感じの所がそうだろうと思う。
殆んどが後補の為、日本最古の仏像でありながら国宝とはなっていない。
(自分としては国宝であってもおかしくはないと思うのだが)
何度も補修されたため、よく見ると痛ましいほど継ぎ接ぎされている。
顔も口の周りが張り付けられているのがはっきりと判る。
本尊に向かって右側の、阿弥陀如来像。
藤原時代の木像。
向かって左側の聖徳太子孝養像。
聖徳太子が16歳の時の像。
(仏像の写真撮影については、受付にて確認済みです。)
本堂裏の中庭
思惟殿
万葉池横のお地蔵さん。
鐘楼
西門と全景。
写っている門は西門であるが、創建当初はこの写真を撮っている横あたりに西門があったそうだ。
寺院は2度にわたり大火で焼失、その都度再建はされたが伽藍の規模は大幅に小さくなってしまっている。
西門横にかかっていた絵馬。
右側の絵馬は八雲琴。
二弦の小さな琴。
西門を出てまっすぐ100m足らずの所に蘇我入鹿の首塚がある。
645年、中大兄皇子と中臣鎌足に皇居内で暗殺された蘇我入鹿の首がここに埋められたと伝えられている。
後ろの小高いところが、蘇我蝦夷とその子入鹿が邸宅を構え要塞化していた甘樫丘。
中大兄皇子は入鹿暗殺後すぐに、蘇我蝦夷攻撃のためここ飛鳥寺に軍勢を集めた。
所在地 高市郡明日香村飛鳥682
拝観時間 9:00~17:30
アクセス 近鉄橿原神宮前駅からバスで17分(飛鳥大仏前下車)
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