所在地 御所市楢原1188
宗派 浄土宗
山号 戒那山(かいなさん)
駐車場 山門手前右側 単なる荒れ地も含めて2~30台ぐらい
観光寺院ではありませんので、平素は静かです。
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このお寺、千体石仏で有名です。
千体石仏となっていますが、実際は1600~1700体有ると言われています。
かなりの石仏は一か所に集められていますが、あちこちに点在しているものも多く、また石仏かどうかよく判らないのもあるので、数ははっきりとはしないようです。
山門の前にもいくつかのお地蔵さんが祭られていました。
この奥が駐車場です。
山門を入って右側に西国三十三所めぐりがあります。
この敷地内に立派な枝垂桜が植わっていましたので、桜の季節は大変綺麗だろうなと思います。
うちの奥さん曰く、モミジもあったので秋もきれいだろうと言うことです。
(気付かなかった)
【本堂】
まずはお参り。
後ろを振り返ると釣り鐘と山が。
手前の山辺りが飛鳥だと思います。
本堂前にもモミジが。
なぜか1本紅葉しています。
そういう品種なんでしょうね。
本堂右手に千体石仏の案内板が。
ここから本堂裏側に回って登っていきます。
細い通路の脇には石像がずらっと。
石垣の中に納まっておられるお地蔵さん。
やがて道は二手に、
右が下の段に、左が上の段に続いています。
まずは下の段の方に。
ものすごい数の石仏が並べられています。
上の段の方は、そう多くはありませんが落ち着いた雰囲気の場所です。
周りはモミジの木ばかりなので秋は綺麗でしょうね。
これらの石仏の多くは室町時代の終わり、南北朝時代に造られたと思われます。
この九品寺は、当時この辺りの城主楢原氏の菩提寺でした。
楢原氏が兵力的に不利な南朝側についた時、領主や兵の家族が無事を、そして万一の時は極楽に行けるように祈って奉納したのが始まりと言われています。
実はこれらの石仏のことは、長い間忘れられていました。
今から200年ほど前、本堂の周りの竹藪を切って開墾したところ土中から沢山の石仏が出てきたのでこの場所に集めたそうです。
石仏の向かいで、小さなお地蔵さんが見守っていました。
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