所在地 奈良市秋篠町757
ご本尊 薬師如来
宗派 単立
拝観時間 9:30~16:30
拝観料 大人 500円
駐車場 およそ15台(無料)
近鉄大和西大寺駅から1Km余り、奈良競輪場の西100m位のところにある小さな寺院。
創建は宝亀7年(776年)と言われているが、 詳細な時期や由緒については明らかになっていない。
「日本後紀」には、桓武天皇の五七忌がこの寺で執り行われたとの記載があることから天皇家とのかかわりは深かったと思われる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
駐車場はお寺の東側、東門の傍。
写真で見ると広そうに見えるが、実際は15台ぐらい停めるのがが精いっぱい。
舗装されていないが、無料なので文句は言えない。
これが東門。
なかなか風情がある。
駐車場の出口のところに、東門からは入れないので南門に回るようにと書かれていたが、訪問時は門は開いており特に通行止めの記載も無かったのでこちらから入った。
ただこの日、偶然開いていただけなのかどうかは分からない。
門をくぐって直ぐの所。
左右道沿いの苔の緑が奇麗だ。
奥に見えるのが正門である南門。
左右は雑木林となっており下は一面の苔。
実はこの辺りは拝観料はいらず、自由に散策できる。
これが南門。
東門と比べると大きい。
秋篠寺の本堂。
本堂には薬師如来をはじめ、25体の仏像が安置されている。
中でも伎芸天立像が有名。
伎芸天とは天女で容姿端麗、そして器楽の技芸が群を抜いていたと言われている。
技芸修達のため、お参りする人が多いそうだ。
頭部が奈良時代の脱活乾漆造、体部は鎌倉時代に木造で補修されている。
伎芸天の彫像の古例は日本では本像以外に見当たらなない。
こちらは本堂前にあった休憩所。
中には暖を取るための火鉢が。
でも火は入っていなかった。
まあ、着いてから引き上げるまでの小1時間、他に誰も参拝者がいなかったぐらいだからしょうがないか。
本堂東側にある鐘楼。
どっしりとした重量感のある造り。
本堂の西にある大元堂。
年に1回、6月6日のみ中に安置されている大元帥明王像が一般に公開される。
6本の手をもち、体じゅうに蛇が巻き付いた忿怒像だそうだ。(まだ見たことがない)
この辺りにいっぱいドングリが落ちていたがすごく小さい。
小指の爪ぐらい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・