一言神社は全国に幾つかありますが、今回紹介するのは奈良県御所市の一言神社です。
どの様な願い事でも一言の願いならばかなえてくれると言われています。
正式には葛城坐一言主神社 (かつらぎにいますひとことぬしじんじゃ)と言いますが、地元では一言さんと親しんでよばれています。
こじんまりした神社ですが歴史ある神社です。
【一言神社のデータ】
正式名称 葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)
所在地 奈良県御所市森脇432
御祭神 葛城之一言主大神(かつらぎのひとことぬしのおおかみ)
駐車場 2か所、計10台ほど。
一言神社については他に2記事有ります。
一番下にそれらの記事へのリンクが有ります。
参道です。
田園の中に並木道が続いています。
彼岸花の季節になると、この辺り全てのあぜ道に彼岸花が咲きます。
飛鳥の彼岸花は有名ですが、規模はこちらの方が大きいです。
ただ駐車場は6-7台分しかありませんので、その時期は車は路肩に止めるしかないのでちょっと行きづらいです。
(駐車場は鳥居横に有ります。あと奥の階段横にも数台駐車可能ですが、参拝専用となっています。)
参道には、樹齢400年の榧の木も植わっていました。
でも太くないし、本当に400年ぐらい経っているのかどうか僕には判りません。
参道わきに蜘蛛塚が有ります。
蜘蛛とは、土蜘蛛ともいわれますが大和朝廷の勢力圏の境界付近で朝廷に恭順しなかった勢力の総称と言われています。
葛城山の麓には、大和朝廷がおらく九州から侵攻してきたとき、すでにいくつかの部族が居住していましたが、恭順しなかった部族は朝廷軍に攻め滅ぼされたと言われています。
殺害した死体を集めて埋めたのが蜘蛛塚です。
日本書紀によれば、朝廷の軍は蔓草の網で囲い込んで殺したので、以後この地を葛木(かづらき)と称したそうです。
記述によれば、背が低く手足が長かったとのことなので先住民族だったのでしょうね。
葛城山の麓にはいくつか蜘蛛塚が残っています。
ここからが境内となります。
少し階段を上がったところに本殿が有ります。
階段、登り口の横手に亀石が有ります。
下が顔なんですね。
なんかガマガエルにも見えなくもないですが。
実はここも、先住民族の土蜘蛛を埋めたところだという説もあります。
階段上から。
亀石は階段右手下に有ります。
拝殿です。
願い事は一言で。
何を願ったかを、人に言ってはいけないそうです。
どういういわれの木なかを立札に書いてあったのですが、忘れました。
「乳イチョウ」と呼ばれている銀杏の古木です。
樹齢1200年と言われ、幹周3.85mです。
但し地上から4m位のところはその数倍はありそうです。
樹高は25mと言われていますが、何年か前に上の方の枝をだいぶ切ったので現在は15m位だと思います。
気根と言われる乳状のものが多く垂れさがっていることから「乳銀杏」と呼ばれています。
拝殿右奥に、小さな祠が並んで建てられていました。
社殿の側で、5月だと言うのに真っ赤に紅葉した紅葉を見つけました。
秋に訪れた時も紅葉していたと思うので、年中赤い品種なんでしょうか。
(紅葉だと思うけど葉っぱがやけに大きい。違うかも)
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