生田の森は以前はJRの三宮駅のはるか向こうまである大変大きな森でしたが開発によりビル街に変り、現在は生田神社の裏にほんの少し残っているだけです。
この生田の森、もっと大きな森だった時から松の木は1本もありません。
生田神社にとっては松はタブーの木で、正月の門松も生田神社では立てられることはありません。
代わりに門杉が立てられるそうです。(僕は見たことがないですが)
松本と言う姓の神官は、杉本に改姓したとか。
元々生田神社は、現在の新神戸駅と布引の滝との間ぐらいにあったそうです。
(布引の滝懐かしいなぁ、山歩きをしていたころはよく滝の上流の川原でテント張っていました。)
川の側なので、地盤強化のため松の木を植えたけれども何の役にも立たず大雨の時地盤が崩れ社殿が傾いてしまったそうです。
そのため村人がご神体を背負い生田の森に運んだということです。
以後松の木は役に立たないどころか災いをもたらすということで、タブーの木となったということです。
(一説では、上流から流れてきた松の木が社殿をつぶしたとのことですが、川の側とは言え少し高台にあったので可能性としてはどうなんでしょう)
さて現在の生田の森ですが、猫の額のような狭い森の中にいくつかの祠と楠の大木が何本か有ります。
また入り口の傍には、さざれ石が祭られています。
木からエネルギーを分けて貰おうと、タッチしたり抱きついたりしている人をよく見かけます。
こちらの祠は弁財天です。
弁財天と言えば琵琶を抱えていて芸能の神さんだというイメージがありますね。
神功皇后を祀った生田森坐社。
そしてその右手にあるこの聖地は・・
ご利益が良くあるという、縁結びの水占いです。
占った後はちゃんと傍にある専用の場所に結びましょう。
その辺の木に結ぶと、管理の人が見つけ次第取り外してごみと一緒に捨てちゃうのでご利益半減ですよ。
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