奈良の古い町並みと言えば奈良市の奈良町が有名ですが、今回紹介する今井町も以前から町並みの保存に取り組んできており、よく景観が保存されています。
最初に今井町の説明を。
今井町は古い町で、戦国時代には町を3重の豪で囲み近隣の郷士を養い自衛の武力を有していました。
織田信長からの降伏勧告を拒否し明智光秀配下の軍勢と半年あまり戦ったこともあります。
江戸時代になっても一定の自治権(検断権)が認められており、藩札と同じような独自の紙幣「今井札」の発行が認められていました。
現在この地域に約500軒の歴史的建造物が残っており、その数は日本で最多です。
町並みを取り囲んでいた環濠は大部分が埋め立てられてしまい一部が残っているだけのようです。
また町の中の通りは、防衛上見通しが効かないように作られていたのがそのまま残っています。
では見どころを紹介します。
現在も環濠の一部が残っています。
30年ぐらい前はもっと幅が広くって水がある豪が有ったはずなんですが。
場所をあんじょう覚えていないので、今も他の場所にあるのか、もう埋め立てられたのかは分かりません。
「河合家」江戸時代より続く造り酒屋。
現在も営業しています。
元今井町役場です。
現在町並み交流館として使用されています。
写真は結構とったのですが、どれがどこなのか分からなくなってしまいました。
写真だけ何枚かアップして貼っておきます。
NHKの連続テレビ小説『あさが来た』のあさの実家として使われていた建物もこの今井町の中の建物です。
蔵座敷です。
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