佐味田狐塚古墳は前方部分が長さ20m、幅30m。
そして後円部分が直径66m、全長86mの前方後円古墳でした。
でしたと言うのは、現在中央部分が存在しないからです。
地図の丸で囲んでいる所が佐味田狐塚古墳です。
見事にド真ん中を道路が通っています。
そのため左右の小高い部分を残して掘り下げられています。
左右の小高い所に、中央エリアと南エリアを結ぶ陸橋が架けられています。
でも後円の方の上部はしっかりした階段が作られていますが、下部は細い踏み跡だけです。
そのため、上に陸橋が有ると気付かない人も多いです。
その陸橋から道路を見下ろしたところです。
道路の手前側が緑に塗られていますが、この緑の所が古墳だったところになります。
片側2車線に歩道もある道路ですから結構大きな古墳だったことが判ります。
現在水はありませんが、周囲には環濠も備わっています。
この古墳の隣に臨時駐車場が有ります。
そこそこの台数は止めることが出来ます。
でもここ5年位、この駐車場が使われているのを見たことが有りません。
一応草も刈られているのですが、車が入った痕跡はないですね。
時々子供たちがフリスビーをして遊んでいます。
また古墳の向かい、梅林の傍に頑丈にフェンスで囲まれた一角が有ります。
中は全く人の手が入っておらず、竹や雑木が密集しています。
クロヤツシロランの自生地と言うことで立ち入り禁止です。
漢字で書くと「黒八代蘭」。
でも入れないので写真はありません。
立ち入り禁止なのですが何年か前の春に、写真の真ん中あたりに穴を掘って人が入り込んだ跡を見たことが有ります。
今でもフェンスの下に少し隙間が有ります。
もう少し土を削ると、人が潜り抜けることが出来るようになります。
春なのでタケノコ目当てだったんでしょうか。